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あ行・・・い  ☆依存性 dependency

☆依存性 dependency
 心理的あるいは身体的安定を図るために、自分より力の強い他者や事物に接近・同一化をすることによって、自分の欲求を満たそうとする傾向。依存性には、愛情などを得たいという依存欲求と、それを実現するための接近や接触などの依存行動が含まれる。

読み方
辞林によると、頼ることという意味のときは、いそん。この場合は、いそんせい。
異なった意見のとき、いぞん がある。というようににごる。


posted by さいころ at 17:35 | 心理学用語 あ行・・・い

一元配置法 (one-way layout)

一元配置法 (one-way layout)
一つの因子Aをとりあげ、Aのa個の水準A1、A2、・・・Aaを選び、各水準ごとに何回か繰り返し実験を行う計画。すなわち一因子実験を一元配置という。
一元配置の分散分析によって、水準A1、・・・、Aaの効果の間に差があるかどうかの検定ができる。

科学大辞典(国際科学振興財団編)より
posted by さいころ at 14:26 | 心理学用語 あ行・・・い

一次記憶(1)

ジェームズ(W.James)は、意識の現在の状態(視覚をつうじて感覚貯蔵にはいった情報が他の情報から弁別、選別されて記憶にとどめておく為に変換された音声的代表で、くりかえし、すなわち「リハーサル」が続いている状態のこと)を一次記憶とよび、感覚的な二次記憶と区別した。

人間の心理学的省察(アカデミア出版会)より
posted by さいころ at 14:25 | 心理学用語 あ行・・・い

一次記憶(2)

一次記憶
W.James (1890) は、現在を構成する意識の中に生きている記憶と、まだ意識に呼び出されていない記憶とが区別できるとし、一次記憶(primary memory)、二次記憶(secondary memory)と呼んだ。
今日それらは短期記憶(STM short-term memory)、長期記憶(LTM long-term memory)と呼ばれる。
情報処理系においては一過性ではあるが、ある一定の期間、原形を損なわずに直前の感覚情報を保持する記憶が必要であり、また、過去経験全体を検討するためには永続的な情報が貯蓄される記憶が必要である。前者を一次記憶あるいは短期記憶、 これに対し後者を二次記憶あるいは長期記憶と呼んでいる。

東京大学出版会 「現代基礎心理学 4 記憶」 小谷津 孝明 編 より抜粋

posted by さいころ at 01:31 | 心理学用語 あ行・・・い

移調 Toransposition

移調 Toransposition1
1)音楽において、ある調で作られている楽曲をその他の形態は変えないで別の調に書き変えること、あるいは別の調で演奏すること。
たとえばイ長調の曲をハ長調にすること。すなわち、その楽曲を構成するすべての音を一定の音程だけ高く、あるいは低くすること。2)これから転じて、ある組織を構成するすべての要素を、その相互の関係を同一に保ちながら変えること。3)知覚の対象となる刺激に以上のような移調の操作が加えられても、同様の知覚が生じること。このことは移調可能性といわれ、エーレンフェルスEhrenfels,C.のいうゲシュタルト性質の一つの徴標とされている。4)上記の3)にも関連するが、訓練場面でも生じること。移調行動ともいう。
近年の心理学では上記の4)の意味での移調がもっとも多く取り扱われている。この研究では、図形の大きさ、カードの灰色の明度、などの刺激次元上で、刺激強度が順に増加する3つの刺激A,B,Cを用意する。まず、被検体にAとBを提示してBを選ばせるような弁別学習の訓練を行った後に、BとCを提示していずれが選ばれるかを検査する。Cが選ばれたら、それはより大きいほう、明るいほうというような
、刺激の相対関係にもとづく反応であるから相対選択反応 relative choice といわれ、Bが選択
されたらそれは刺激の絶対的性質にもとづく反応であるから絶対選択反応 absolute choice と
いわれる。このうちの相対選択反応が移調行動であるが、新奇な刺激への反応である可能性を吟味するためには、はじめにAとBのうちのAを選ぶように訓練した後にBとCを提示してBが選ばれるか否かをみればよい。また、刺激強度の影響を調べるには、A,B,Cの順序を逆にして上記と同様な実験を行えばよい。
ケーラー Köhler,W.は、ヒヨコ、チンパンジー、人の3歳児を対象とした、灰色の明度、長方形の面積、色調の弁別学習の実験で相対選択反応が多く起こることを示し、これを従来の要素主義的な考え方に対する反証とした。
しかしSpence,K.W.は条件付けの原理から次のように移調行動の説明を試みた。すなわち、弁別訓練により生じた、正刺激を選ぶ傾向はその刺激次元上の他の刺激に般化し、負刺激を避ける傾向も同様に他の刺激に般化する。この両者の代数和が各刺激への正味の接近傾向であり、提示された2つの刺激のうち、この接近傾向の大きいほうが選択される。これが、そのときの条件により相対反応であったり、絶対反応であったりする、という。
これにより種々の実験的事実がある程度説明されているが、未解決の問題も多い。特に般化勾配の
形が未確定なことはこの説にとっては大きな問題である。
また、ある次元上での3つの刺激のうち、中間のものを選ぶ弁別行動の移調はスペンスの説によれば
生じないことになっているが、これに関する実験結果は一義的ではない。このほかの移調行動に関する主要な研究として、ヘルソンHelson,H.の順応水準の理論による説明の試み、幼児の言語の発達との関係の研究、などがある。

posted by さいころ at 14:59 | 心理学用語 あ行・・・い

イディオ サバン(仏語 idiot savant)

イディオ サヴァン(仏語 idiot savant)
知能指数は障害児と判定されるレベルでありながら、絵画や記憶などのある特定の事柄において
天才的な能力を発揮する人。俗に「専門ばか」
2004年 現代用語の基礎知識(自由国民社)より

参考 

インターネットよりイディオは"白痴"、サバンは"碩学(知識人)"を意味するらしい。

以下Mu-の雑記帳より抜粋させて頂きました。

「イディオ・サバン」(Idiot-savant)<T>

皆さんは このような言葉を耳にされたことがありますか?
おそらく、初めて耳にされた方が多いと思います
普通の国語辞典には 載っていない言葉です

これは 或る面において卓越した才能を持つ知的障害者のことを指します
この分野はいまだに心理学的にも医学的にも説明のつかない部分が多いと言われていますが
「イディオ・サバン」は 主に知能程度が中程度の男子に見られるものです

よく知られる画家、山下清氏も其の一人で彼のIQは68だったそうです
(『重複障害者指導』田ヶ谷雅夫著より)

数ある「イディオ・サバン」の才能の中で
美術面での才能を最も高く評価されたのがこの山下清氏(1922−1971)です

彼の在籍していた学園でやっていたちぎり絵に興味を持ち、そこから目覚めた絵画の才能です
安井曽太郎画伯が絶賛したと言われる素晴らしい作品を多く生みだしました

上記、「重複障害者指導」の著者は同じ本の中で こうも書いています
「山下清氏は 知的障害者のハンディキャップを越えて、ゴッホやアンリ・ルソーの境地と等しい
美的世界を構築した。しかも、彼はゴッホやルソーにない調和的、東洋的な味も出している・・」と

「イディオ・サバン」(Idiot-savant)<U>

イディオ・サバンと言われる中で 最も多いのが「記憶才能」です
それもカレンダーの記憶です

「キシ君のカレンダー」に見られるあれです。無作為に選んだ月日の曜日を当てる
人によって いくらかの個人差はありますが、中にはほぼ質問と同時に其の月日の
曜日を言い当てる人も居ると報告されています

これらはどのようにして記憶されているのでしょうか?
「重複障害者指導」田ヶ谷雅夫著によりますと
調査の結果
◎記憶の範囲は将来よりも過去の方に偏っている
記憶の手がかりは過去の一定時期にあるものと考えられる
◎ウルウ年は非常に記憶しずらいらしく、答えを出すまでに時間がかかっている
◎其の月のはじめの日(1日)が何曜日であるかが
カレンダー記憶の重要な手がかりになっているようだ

さらに この著者はこんな事も付け加えています
「・・調査対象となった記憶才能を持つイディオ・サバンは 後に基本的生活能力や学力、
社会性、情緒安定性などの面で著しい進歩があったが
カレンダー異常記憶の退化は見られなかった・・」




posted by さいころ at 15:22 | 心理学用語 あ行・・・い

遺伝と環境 Nature−Nurture Problem

遺伝と環境 Nature−Nurture Problem

心身の特徴の発達を規定し影響する要因は何かということは、心理学においても古くから興味を
持たれてきた問題である。遺伝による素質の役割を重視するのが生得説nativismであり、
生育環境の影響を強調するのが経験説empiricismである。身体的特徴の中には遺伝だけによって
規定されているものもあるが、心的特徴の形成過程をどちらか一方の要因から説明しようとするのは
困難である。生得説と経験説の対立に一応の統合を与えたものに、シュテルンStern,W.の唱えた
輻輳説(ふくそうせつ)Konvergenztheorieがある。これは、心的特徴は素質がたんに発現するだけでも環境をただ受容するだけでもなく、両者の輻輳の結果によるものであるという見解である。
生得説、経験説が遺伝か環境かを問う立場であるとすれば、これは遺伝も環境も関与していると
考える立場である。
しかし、実際には、ある素質を持つ者は所与の環境の中から特定の要因だけを選択的に受け入れやすいという傾向があり、環境要因の及ぼす影響は素質の内容によって左右される。環境というと一般には、地形、地域、居住条件など自然的・物理的条件が考えられやすいが、心理学では対人的・社会的条件も環境のなかに含めて考える。親の人格、親の育児態度など、親の存在そのものが子供にとっては環境的条件となる。遺伝と環境の両要因は、ある特徴の発現に関して同じ方向に働き、単なる加算的効果以上の相乗的効果を生みやすい。たとえば、知的に優れた素質を受け継いだ子供は、文化的に恵まれた条件に生まれ、その素質を伸ばすのに好適な環境で成長する事が多い。心理学で問題とする諸特徴に関しては遺伝と環境は相互に無関係な要因ではなく、両者は密接に関連している。

遺伝と環境の問題の研究:家系研究biographical study
この方法は、特定の病気や才能の遺伝性の研究によく用いられる。
音楽的才能・・・バッハー族。
数学者・物理学者を多出・・・ベルヌーイ族
ゴールトンGalton,F.による傑出人の家系の研究

家系研究は、遺伝の要因を重視し、両要因の相互作用を考慮していない。
ゴダードGoddard,H.H.によるカリカック家Kallikaksの研究
一人の男性が知的に劣った女性との間に子供をつくり、のちに教養のある別の女性と結婚し
子供をつくったところ、前者の系統からは知的に劣った人や道徳的に問題のある人が数世代に
わたり続出したに対し、後者の家系からは有能な人がたくさん出たという内容である。
それぞれの子供達が育った環境の差が考慮されていない。

遺伝・環境両要因の発達に及ぼす効果について
環境閾値説(かんきょういきちせつ)という考え方・・・ジェンセンJensen,A.R.
これは、心身の諸特徴が現実化するのに必要な環境要因の質や量はそれぞれ違っていて
各特徴はそれぞれに固有な、閾値としての一定水準を持っているという説である。

遺伝と環境の問題を人間について研究するには、意図的な交配実験は人道上の理由から
不可能に近く、1組の親からの産児数が少なく、一つの世代が長いなど困難な点が多い。
また、身体特徴は客観的計測が可能だが、心的特徴については、困難が伴うなど、方法論上の
制約が多い。人も生物である以上、生物全般に妥当する遺伝の法則から自由ではありえない。
ひとは、それぞれ一定の素質を担っている。しかし、個人の素質がどのようなものであるのかは、
それを開発するあらゆる努力をしてはじめてわかることである。
心理学でふつう遺伝とか素質といっているものは、個体の発達のためにもっと良く整えても、なお
認められるような差異をさしていうべきことである。尚、遺伝と環境の問題の研究には、双生児を
被験者とする方法が良く用いられる。
posted by さいころ at 15:31 | 心理学用語 あ行・・・い

まとめ

☆依存性 dependency
 心理的あるいは身体的安定を図るために、自分より力の強い他者や事物に接近・同一化をすることによって、自分の欲求を満たそうとする傾向

一元配置法 (one−way layout)
一つの因子Aをとりあげ、Aのa個の水準A1、A2、・・・Aaを選び、各水準ごとに何回か繰り返し実験を
行う計画。

一次記憶 primary memory
現在を構成する意識の中に生きている記憶。今日、短期記憶(STM short−term memory)、と呼ばれる。

移調性 (移調:Toransposition)
音楽において、ある調で作られている楽曲をその他の形態は変えないで別の調に書き変えられたり、別の調で演奏されうる性質・傾向があること。

心理学において、知覚の対象となる複数の刺激を、その相互の関係を同一に保ちながら変えても同様の知覚が生じる傾向にあること。

イディオ サバン(仏語 idiot savant)
知能指数は障害児と判定されるレベルでありながら、絵画や記憶などのある特定の事柄において
天才的な能力を発揮する人
イディオは"白痴"、サバンは"碩学(知識人)

遺伝と環境 Nature−Nurture Problem

心的特徴の形成に及ぼす影響として遺伝による素質と生育環境の影響が考えられる。

参考

遺伝による素質の役割を重視するのが生得説nativismであり、生育環境の影響を強調するのが経験説empiricismである。両者の輻輳の結果によるものであるという見解を示した輻輳説(ふくそうせつ)Konvergenztheorieがある。

遺伝と環境の問題を人間について研究するには、意図的な交配実験は人道上の理由から
不可能に近く、1組の親からの産児数が少なく、一つの世代が長いなど困難な点が多い。

尚、遺伝と環境の問題の研究には、双生児を被験者とする方法が良く用いられる。

posted by さいころ at 15:34 | 心理学用語 あ行・・・い
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